風紀委員長とオレ。①

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そんなこんなで早一週間。 学校になれた生徒たちが少しずつ悪さをし始めるとき。 だからかは知らないけど、日に日に風紀の仕事が増えてってるのはたしかだよーっと。 「ふ、ぁーあ・・・」 くぅっと伸びをすると、ちょうど窓から朝日が差し込んでいた。 「あっれ、もうこんな時間かぁ・・・」 ちぇ、朝ごはん食べたかったのに。 とか誰もいない風紀室で口をとがらせてみる。 いまだに素直になれないチャラスタイル(友人命名、うん。すごいつっこんだの覚えてるようん。)を押し通してる俺は、 まぁ仕事しない!ってのを貫いてる。 だけど仕事あるし溜まるし? 結局はやらなきゃいけないから、誰もいない時間にきてコッソリやってるわけ。 「ふ、あーぁ・・・」 今日のためにクロックムッシュかっといたのに。 「でも・・・ちょっとつかれたなー・・・」 元々仕事できないわけじゃないからねー つい後輩クンの書類があるのを見ると手伝っちゃう。 まぁ、ばれなきゃいっかな? このスタイルかえたくないもん。めんどくさい。
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