縷々の追憶
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縷々の追憶
染み入るような不安と絶望が 私を包み始めたとき すでにもう 周りには大きな穴が開いていた。 臆病な私はそれを見て 今いる小さな足場から 足を動かせなくなった。 遠くに見える光は 希望か絶望か。 何もないのか。 私はあの日から 一歩も動けないまま その光を見つめ続ける。
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