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3人で話し合いをした結果は…。
相手の名前は“薗部 海斗（そのべ かいと）”というらしく、私立図書館で働く25歳。
明るい性格で、誰とでもすぐ打ち解ける事が出来るのだが…ふと見せる闇を含んだような表情になる事があり…そうなると周りの音や声など耳に入らなくなってしまうとの事だった。
普段、そんな表情をする事は滅多になく、仕事中とプライベートでしっかり使い分けていたのが…ここ数日…仕事中・プライベート関係ないぐらい頻繁に影のある表情をする事が増えてきて…流石に千聖も心配になり先輩に声掛けるも『何でもない』『大丈夫』と軽く流されてしまい…どうしたらいいのか分からない…との事だった。
『先輩って…あまり自分の話しとかしないし…いつも人の話しとか相談とか聞くばかりで…自分の悩み事とか弱音とかはした事とか絶対言わないんだ…。ただ…風の噂で…小さい頃…家族で遊園地に遊びに行った時…両親に置き去りにされて…警察に保護され自宅まで連れられるも…両親は既におらず、先輩の荷物と“ゴメンなさい。”と書かれた手紙が一通だけしかなかった…。その日を境に先輩は施設に預けられ…心に深い闇を抱えた…って…。』
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