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『そういえば…愛莉はこれから予定あるのか?』 突然…海が真剣な面持ちで振り返った。 『え?予定は特にないけど…何かマズかったかな?』
急に真剣な面持ちで話しかけられて…愛莉は焦ってしまった!
『別に予定なくてマズい事ないだろ。ただ、愛莉に予定ないなら、俺とデートしてくれないかなと思って聞いただけだから、そんなに深く考えんなよ』
『海君とデート?私が?どうして?』
『どうしてって…お前…さっきからの俺の話し聞いてたか?俺…お前に告白したはずなんだけど?』
『あ…そっか…。告白…されたんだっけ?』
『…愛莉…お前…天然か?それとも…』
『え?ゴメン。突然の事でビックリしちゃっただけだから!』
愛莉はみるからにテンション下がって…捨てられた子犬みたいにシュンとした海をみて慌てて取り繕った。
…でも…本心は…正直複雑だった…。
…何故なら…愛莉は…海からの告白を聞いて…まさか自分が密かに想いを寄せていた相手である海に告白されるなんて思ってなかったから…ビックリと嬉しいの気持ちが入り乱れて素直に喜べなかったのだ。
『お~い…愛莉…もしかして…立ったまま寝てるのか?』
『はぁ!?目開いてるのに寝てる訳ないでしょ!?』
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