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『…あのね…美優…それって普通電話の時に話すよね?私にだって心の準備とかある訳だし…っていうか…私に見ず知らずの人に逢う事に対する拒否権はないわけ?…私が人見知りなの知ってるよね?』
私は、未だに頭の整理がつかず混乱していた…。
『えっと…愛莉が来てくれて…もうメンバー揃っちゃってるから…拒否権はないかも…。』
…と…美優が言うか言わないうちに…後ろから忍び寄る影が…。
『美優~!待たせて悪かったな』
…と…今回の頭抱える問題を作った張本人である千聖が現れた!
『千聖君遅いよ~。愛莉も来てくれたんだよ。』 …いやいや…。
…私は来たくて来た訳じゃないんですけど…って…心の中で叫んでも伝わらないのが悔しい!!
『あの…俺…新妻 千聖って言います!今日は、突然呼び出してすみませんでした。…決して悪気があった訳じゃなくて…どうしても助けて欲しい人がいて…でも…頼れる知り合いなんていないし…あなたに頼るしかなくて…。本当にすみませんでした!』
『えっと…謝られても困るんですけど…。』
…私は…もう拒否する事も逃げる事も出来そうにないと…ため息をついて諦めた…。
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