~1章~

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「ありがとう。煙草吸わないのにわざわざ教えてくれて、やっぱり七瀬さんって…想ってたとおりの人だね」 「はっ!?」 この人は何を言っているのだろうか?? そもそも私は煙草を吸っていないなんて一言も言ってないし、思ってたとおりの人って… 私とは初対面で、この1時間ぐらいで何がわかるの!? そんな事を考えていると… 「ふふっ、なんでわかるの?って顔してるね」 「うわっ!!」 目の前に立たれたせいで、ビックリして後ろに倒れそうになってしまった。 男性に顔を見られる事なんてなかったから、顔に出てたのか… 透視能力ではなくてよかったと、ちょっと安心した。 一通り社内を案内して、自分の部署に戻った。 .
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