~1章~

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仕事に集中すると、時間も忘れていた。 「小百合、私、お昼行ってくるね~」 美里が昼休みだと知らせてくれる。 その知らせがないと、私は集中しすぎてお昼など忘れて仕事をしてしまうから。 「いつもありがとう」 手を振りながら美里は部署を出ていく。 私はというと…いつも1人でお昼を食べる。 別に、美里や仲間と一緒に食べたくないとかではないが、美里は営業部の彼氏、轟 慎也(28)と食べているので邪魔はしたくないし、他の女性社員と一緒に食べると違う部署の男性達が相席したりと私には不都合。 なので、昼食は秘密の場所で1人秘密な過ごし方をする。 .
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