~1章~

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「はぁ…あの、なんでここに…?」 重い口を開き、尋ねる。 いつも気をつけてここには来ていたはず… 美里達がばらすはずはないし… 「たまたま、屋上の階段を見つけて階段上ってみたら、ドアが閉まる音がしたから来たんだ」 なんて運の悪い日… 男の上司の補佐にさせられるわ、秘密ばれるわ、ありえないくらい最悪… 「別に皆にばらすつもりないから、御心配なく。ただ…」 秘密はばらさない。 その後が問題だった… 「俺もこれからここに昼来るからよろしくね。逃げるのは無し。仲良くしようね、小・百・合・ちゃん」 脅しともとれるその言葉に、私は従うしかなかった… .
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