~1章~

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定時になり、うちの部署の人間は『歓迎会』という事で急いで帰宅準備をしていた。 「さゆ、じゃあまた歓迎会終わったら連絡するね」 私は美里の方を向き、頷く。 「小百合先輩…今日の歓迎会は行かれないんですよね?」 かわいい声の主、入社3年目の佐藤桃子ちゃん。 「うん…今日、残業なんだ」 私が誘われて行く時は美里と2人っきりか、桃ちゃんと美里の3人で御飯を食べに行くぐらい。 桃ちゃんも私が今日の歓迎会には行かないとわかっているのだろう。 .
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