~1章~

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「おばんざい 弥生。ここ?」 「そうです…」 ガラガラ。 ここには、美里と御飯をよく食べに来る。 私はここの『おばんざい』(京都でおかずの事をそういうらしい)が大好きで、しょっちゅう来ている。 「いらっしゃい、小百合ちゃん」 関西弁で挨拶をする。ここの女将さん『弥生さん』だ。 「弥生さん、今晩は。2人なんだけど大丈夫?」 「今日は暇やから、全然大丈夫。カウンターがいい?座敷?」 「仕事の話があるので、座敷でお願いします」 店の奥にある座敷に足を進める。 .
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