~1章~

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「ようこそ、おいでいただきまして。 女将の弥生です。いつも小百合ちゃんには御贔屓(ごひいき)にしてもらってるんですよ」 弥生さんが課長に挨拶する。 「こちらこそ、急に押しかけてしまいすみません。九条 翔と申します」 「小百合ちゃんが男の人連れてくるん初めてやからビックリしたわ~。 男前の人やね~小百合ちゃん!」 にこっと、弥生さんは私に微笑むが、すかさず、 「上司です!!」 誤解されぬよう、強めに言う。 「あらあら~相変わらずやね、小百合ちゃんは…」 .
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