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はっきり言ってここの学校の文化祭はつまらない。 参加出来るのも生徒の親族だけなので、まったく新鮮みにかけるし。クラスの出し物もベタな物ばかりだ。 「とりあえず、一重を救出が優先だ。」 そんな退屈な文化祭に俺達を連れて来たのは一重だったのだが、学校に着くなりクラスの女子に拐われた。 一重は楸の幼なじみで断る事を知らないかなりのお人好しだ。 さすがに置いて帰るとクラスの女子に一重がどんな事をされるか解らない。と言いつつもあま大体どんな状況かは想像はつくのだが。 「マジかよ…、委員長に捕まったらどうすんだよ。」 「一重をほっとけるかよ、行くぞ。」 教室に向かって歩き出すと、柊はブツブツ文句を言いながらも結局付いてくる。
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