0人が本棚に入れています
本棚に追加
「なっ…………」
教室に着くなりあまりの衝撃的光景に絶句した。
だいたいの想像はついていた、心の準備もできてた。
なんならツッコミの一つでも入れてやろうと思って居たが、扉を開けて一瞬で文字通り絶句した。
「男だし触ってもいいよな。!?」
横の変態は鼻息荒く手をワキワキさせている、とりあえずゲンコツを落としておく。
「いてっなー!!、だってよチャイナ服なんてリアルで初めてみたぞ。オマケにほんとに男かってくらいに可愛いし!!、ぬおぉー!!」
しかしまあ確かに柊が言う事もわからないでもない、どこから見ても完璧な出来映えだ。
元々一重は女子と間違われる事がよくある、
銭湯で男湯に入ろうとすれば店員に止められ。
プールに行った時は海パンで泳いでいれば管理の人に止められたりと、言い出したら限がないくらいだ。
「一重は男…、一重は男…、一重は男…。」
ついに柊は訳の分からない事を唱えだした、どうやら必死に煩悩と戦ってるらしい。同類と思われるのもしゃくなので、適度に距離を置き無視しておこう。
最初のコメントを投稿しよう!