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「なっ…………」 教室に着くなりあまりの衝撃的光景に絶句した。 だいたいの想像はついていた、心の準備もできてた。 なんならツッコミの一つでも入れてやろうと思って居たが、扉を開けて一瞬で文字通り絶句した。 「男だし触ってもいいよな。!?」 横の変態は鼻息荒く手をワキワキさせている、とりあえずゲンコツを落としておく。 「いてっなー!!、だってよチャイナ服なんてリアルで初めてみたぞ。オマケにほんとに男かってくらいに可愛いし!!、ぬおぉー!!」 しかしまあ確かに柊が言う事もわからないでもない、どこから見ても完璧な出来映えだ。 元々一重は女子と間違われる事がよくある、 銭湯で男湯に入ろうとすれば店員に止められ。 プールに行った時は海パンで泳いでいれば管理の人に止められたりと、言い出したら限がないくらいだ。 「一重は男…、一重は男…、一重は男…。」 ついに柊は訳の分からない事を唱えだした、どうやら必死に煩悩と戦ってるらしい。同類と思われるのもしゃくなので、適度に距離を置き無視しておこう。
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