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女子高生の会話は続く。
「私の友達の友達のおじさんが『指切り』に殺されたんだってー。」
おい、今何て?
「ウソー、まじー?」
「ほんとだって、その子とは話した事ないから本人から聞いた訳じゃないけど友達ははっきり言ってた。噂通りの殺され方だったみたい。」
都市伝説が都市伝説の範囲を越えただと?
有り得ない!!有り得ない!!
「あのー、その話本当ですか?」
思わず会話をしていた女子高生に質問してしまった。
女子高生は急に話しかけられ驚いているようだった。
「え…あ、うん。ほんとだよ。たくさんの殴られた後があって、針を飲まされて小指を切り落とされてたって。」
少しの沈黙の後、女子高生はそい答えてくれた。
これは調べてみる必要があるな。
「急にすいません。ありがとうございます。」
一応謝罪とお礼を言って間もなく訪れるであろう、電車に乗り込むために立ち上がった。
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