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西暦2100年
世界に争いはなくなった
しかし、度重なる環境破壊や超自然現象により
世界は崩壊の危機に瀕していた。
日本、東京都
「ばか~あんた何やってんの!」
母の嘆く声がスマフォから聞こえてきた。
「ごめん、名前どこに書いたらいいのかわかんなかったんだよ~」
具志堅洋行(18)は国立受験に失敗した。
問題は解いたんだが、名前を書く場所がわからず名前を書かなかったのが原因だった
「もう…私立はお金ないしどうしたらいいのよ…
浪人するの?」
洋行はある先祖の経歴に目をやりこう答えた
「ボクシングやる!
プロボクサーになるんだ」
「洋行…
人を殴ってはいけない
ってお母さん言ってるでしょ…」
「だって…浪人も鳶職や土木作業員なんてやだよ…
それに俺の先祖はカンムリワシって言われた凄腕ボクサーだったんでしょ
俺だってボクシングの才能あるはずだよ!」
「確かに…凄腕ボクサーだったらしいわね
でも、ボクシングはダメよ。
頭へのダメージ大きいから
彼もそのダメージのせいで引退後、出演してたクイズ番組
ヘキサゴンでは悪い意味で人気者になってしまったでしょ!」
「だけど…」
「一般人のブログとかであなたもお馬鹿の世界チャンピオンって叩かれたい?
とにかくボクシングはだめ!
浪人嫌なら他の就職先考えなさい!」
プープー!
電話が切れた
洋行の母親はボクシングを洋行に絶対やらせなかった。
洋行は別の就職先を探すこととなった。
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