405号室
3/5
読書設定
目次
前へ
/
59ページ
次へ
微動だにしない携帯を開くと、03:15という解けない暗号のような、私の頭脳では到底理解出来ないであろうものが目に入ったけれど、その数字たちに意味はないと思い直してカチカチ親指を動かす。 一番上の画像フォルダーをあさり、寝ている間にこっそり撮った彼の背中を眺めた。 本当は口を開けた無防備な顔を撮りたかったのだけれど、彼はいつも私に背を向け眠る。だからその願望は叶わない。きっと、一生。
/
59ページ
最初のコメントを投稿しよう!
8人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
3(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!