家庭環境

4/5
52人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
だからかもしれないが、わたしは他の人より、寂しがりで、精神的に不安を一度感じるとなかなか克服できず、他人の視線を気にし過ぎてしまうところがある。 そんな家庭だったため、9歳年上の彼にとにかく自分の親を紹介したくなかったということも彼のプロポーズを断った理由でもある。 まぁ、9歳年上の彼はわたしとわかれたあとに見合いをして、すぐその見合い相手と結婚し、見合い相手と海外に赴任したため、未練があったわけではないが、嫌いでわかれたわけではなかったため、申し訳ないきもちでいっぱいだったが、あたしと別れた後にすぐに見合い結婚した9歳年上の彼に幻滅したし、とても不快に感じた。それに職場恋愛だったが、はずかしいからて言って9歳年上の彼が隠したがったので隠れてつきあっていたため、親族だけの挙式だったが、職場の人と一緒に下っ端のあたしは結婚祝いを取りまとめ渡したこともあり、未練もなく、逆に大嫌いになっていた。その後、別れたのだからあたしが文句をいえる立場ではなく、携帯もなかった時代、あたしが連絡をとれるわけはなく、未練もなく大嫌いになったあたしはもう9歳年上の彼は忘れた存在になっていたが、海外赴任1ヶ月後、あたしの家に彼から国際電話がかかってきた。国際電話に興奮したが、彼から電話がきたことにとともとまどった。なにを9歳年上の家が話すのかと思えば、赴任先で大変ということで、正直、結婚した彼が別れたあたしに電話をすることか事態が信じられなかった。父親が女癖がわるかったため、すこしでも浮気を感じさせるような行為は許せなかった。結婚したなら結婚相手と幸せになってほしかった。だらだらと電話で話していたがイライラしてきて、『テレビみるから切るね。』と言って電話を切ってしまった。今思えば断り方もなんと幼かったんだれう。9歳年上の彼と同じ28歳で結婚したあたしはその時に結婚願望がとても強かった9歳年上の彼の気持ちが今なら少しは理解できる。ただ9歳年上の彼はあたしでなくても結婚して付いてきてくれる人なら誰でも良かったのかもしれない。ただ、海外赴任後につらいと電話をくれた9歳年上の彼は少なくともあたしを好きで結婚したかったと思いたい。彼がどんな気持ちで見合い結婚したかはわからないが、あたしが海外赴任についていってあげられなかったから彼も傷ついたんだと今なら思うが、19歳のあたしには考えられなかった。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!