2、はじめてのお仕事

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捺「何で自分だけこんな目に遭わなくちゃいけないの。何処か誰もいないところに行きたいよ。」 一人言を言ったあと千暁が現れた。 千暁「その望み叶えてあげる。人間が憎いでしょう。誰にも助けてくれない。」 手を握りつれていこうとしたとき眩しい光が目の前に現れた。 男「そいつをつれていかせるわけには行かない。」 男は突然現れた。 千暁「誰?」 千暁(邪魔しないでよ。) 男「俺は悪魔狩りのハンターの善良(せんり)だ。誰もいない世界は君が思っているほどいい場所じゃない! 」 善良の声はもう捺には届いていなかった。 捺「あんなに何がわかるのよ。家に帰っても誰もいなくて学校に行けばいじめられるどうしたらいいのよ。」 捺の気持ちが少しわかった。何も言わず捺は千暁の手を握った。 千暁「行くよ。」 一言だけ言って行こうとしたとき誰か腕を掴(つか)んだ。 首筋をなめはじめた。 善良「お前の血が欲しくてたまらない。いただきます。」 善良の様子が違う。まるでもう1つの人格みたいに…。 そのとき暁が現れた。 暁「お前ただの人間じゃないな。人間に化けたバンパイアか。」 善良は笑出した。 善良「俺は人間と…。」
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