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授業が始まり、前の席の奴が俺を向いた。
「よ!雅也、今日もラブラブ羨ましいねー」
そう言ってきたので、返事をしようと口を開きかけた時先生の眼光が煌めき俺達を睨み付けたので、授業に集中することにした。
しかし連日、夜遅くまで準備をしていた俺は寝てしまった。
………
「――や」
「――さや」
「――雅也!」
え!?その声は俺を怒る先生の声ではない。
間違えるはずはない。可憐の声だ。
「可憐!授業は?」
可憐は呆れ顔だ。
「まてよ?てゆーか皆は?」
「帰った」
「給食…は?」
「終わった」
なんだとぉ!俺の唯一の楽しみの給食が……!
あぁ、世界の終わりだ。
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