第一回地区予選

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そして……。 裁判当日。 裁判室へと入り、原告側に俺達は立った。 被告側には見たことのないような人が立っていた。 バッジがついている。国会議員だろう。 所詮は16才のおこす裁判。偉い人は出てきてはくれないか。 痛いめに合わせてやるさ。 裁判官が定位置に座り、裁判が始まった! まず、訴えた内容の確認をされたが、誤りがないためそうです、と答えた。 「次の質問です。二人は本当に愛し合っていますか?」 当然のことを質問してくる。当然答えは 「「当たり前です!」」 可憐の声も重なった。 「それは、どんな高い壁にも二人ならば乗り越えられる程ですか?」 「…はい。」
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