はじまり

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川を見るといつもと様子が違い、水は茶色く濁り、いつもの川幅が倍になっていて…。 いつもの穏やかな様子が一変して濁流になっている様を怖がっている私をおもむろに肩車をして、一言。 『ちゃんと捕まってろよ?落ちたら助けられないからな。』 そう言って増水した流れの速い川に向かい、みるみる胸まで水に浸かっていきました。 そして、幼心に残った一番の恐怖が始まります。
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