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「いつまでやってるんですか!?」
「もうちょっと~」
「あとで触らせてあげますから、さっさと大蛇引きずり出してください!」
そう言うと仙場さんは最後に「絶対だよ~」と言って名残惜しそうに渋々大蛇の巣に歩いていった。
(入隊試験前に疲れるとこだった・・・)
などとぼやいていると。
「シャー!」
と、大蛇の声と共に凄まじい量の妖気、妖力が巣の方から翔んできた。
「くっ! 流石大蛇だ・・・凄い力だな」
と、獲物の力を再確認したとこで、俺は自分の愛刀・・妖刀[緋炎]を抜刀してかまえた。
そして・・・
「じ-んく~ん用意はいいね~、それじゃー入隊試験・・・開始!」
「はい!」
返事と共に走りだし、途中で仙場さんとすれ違いざまに視線だけで頷き合い、そして俺は戦闘を開始した。
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