~はじまり~

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「おはようございます仙場さん・・」 「ん~、お~迅君! おはよ~! どう、緊張とかしてたりする?」 「大丈夫ですよ・・・それより、何ですかその格好! 今日は入隊試験なんですよ! し・・・しかも、あなたは俺の担当の試験官で危険区域まで行くっていうのに・・・」 仙場さんの格好は長袖のTシャツにジーパンというラフすぎる格好である。 (一様妖刀[暁]は持ってきてるけど) 「え~だって暑いんだよ今日 それに、私が五級のヤツ相手にフル装備じゃなきゃ勝てないとでも?」 「た・・・確かに・・」 (確かにそうだけど・・・でも、大事な試験なのに・・本当にいいのかよ・・・) 「おっ! 時間だ」 「本当ね、迅準備は大丈夫?」 「おぅ!」 「それじゃ~行こっか、珈琲ごちそうさまでした~」 「はい・・迅のことよろしくお願いいたします」 仙場さんは「はい!」と、応えて外に向かった。 俺は母さんに「行ってきます」と言って仙場さんのあとを追った。
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