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外に出ると町いつもと変わらない風景があった。
俺と仙場さんが目的地に向かうための門まで行く中いきなり名を呼ばれて振り返ると・・・
「じーん、おはよー!」
挨拶しながらこちらに走って来たのは。
「おはよ、蓮・・・今日も元気だな」
蓮―本名仙場 蓮は、俺がここ天照に来て最初にできた同年代の人間の友達である、仙場さんの妹で俺と蓮が知り合ったのも仙場さんに弟子入りしたのが切っ掛けだった。 ちなみに蓮は自分のことを僕という。
「あれ? 蓮も今日が入隊試験だっけ?」
「うん、そうだよ。 僕は五級のがしゃどくろなんだ」
「へ~がしゃどくろか、これはまた大変なこった」
蓮は俺と同じ特殊戦闘部隊第一隊志望の陰陽師でもある。
「おーい、早くしろー」
「あっ、はーい・・それじゃーまたあとでね!お姉ちゃんも!」
「おぅ、終わったらいつもの喫茶店で待ち合わせなー」
「わかったー」
「がんばってね~」
「うん!」
最後に仙場さんに元気に頷き自分の試験官のもとへ走って行った。
「さてと~私たちも行こっか~」
「はい!」
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