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△月□□日
今日は娘『リン』の誕生日だ。だから、遊園地に連れていった。リンは大喜びだ。特に、お化け屋敷が一番楽しそうだった。
○月◇日
今日は最悪な日だった。…今日、最愛の妻が…死んだ。交通事故だ。運転手は「体が勝手に動いた」とか言っていた。本当かどうか、確かめるため、明日有名な霊媒師の所へ行くことになった。
○月□日
今日は例の霊媒師の所へ行った。結果、運転手の言ったことは本当だった。男の体を乗っとり運転したらしい。しかも、その霊は…私の娘…リンだった。リンは生きているのに何故…。実はリンは、3年前に死んだらしい。誰にも知られず、寂しかったのだろう。
○月△日
今日、家に霊媒師が来てリンを…天国へと送ってもらった。愛しき妻よ…リンと仲良くしてやってくれ…。
○月◇□日
最近体がおかしい。まるで誰かに操られているような感覚だ。霊媒師の所に行ってみようか…。だが、もしかしたら疲れがでたのだろうか。まぁ、とにかく行ってみよう。
○月◇☆日
霊媒師に占ってもらった結果…リンが私の後ろにいるらしい。成仏させたはずなのに、何故…。
ダイショウブダヨ、パパ…イッショニ…イコウ?
私は娘に殺されー―――
最後の日付の文は、父親が書いた文と娘のリンが書いたものだった。しかも、最後の文は、父親の血と思われるもので書かれてあった。
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