第一章:謎の玉

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『俺もそれがわからないんだ。少なくとも俺はそんなことされるここ当たりはない』 『俺もないけどな』 『あと考えられる可能性はただ一つ』 『なんだ?なんだ?』 『その玉は触った人をワープさせる装置なのだ!!』 『………本気でいってんのか?それ?』 彼はついに壊れてしまったようだ。まぁ、元から崩壊してたから今さら気にはならいがな。しかもなのだってなんだよ。こいつが使うと魅力120%減だわ。 『減になってるのが20%多いわwwwいや、それなら辻褄合うしさー?』 『そんなあり得ないことは置いといて今何時だ?』 辻褄は合うのだがワープ装置なんてものがもし仮にあったとしてもあんなど田舎の空き地にあるわけがない。 そして今俺達に必要なのは答えのない問題を考えることではなく自分達の現状を把握することである。 周りの景色から察するに夜であることは解るのだが何時なのかはわからない。 『そんなん自分の携帯みてみなさいなwww』 妙にニヤニヤしてるのがきになるがここは言い出した手前俺がするべきだろう。 『じゃあ見てみるか。今の時間は?…………。』 ポケットから携帯を取り出し、画面を凝視した俺の表情は真っ青だった。
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