第一章:謎の玉

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階段を降りるとそこは細い通路のようなものだった。 ミハルドのランタンのお陰で全体は見えないが自分のいる場所くらいは見える。それにしても狭い。人一人がギリギリ通れるくらいの広さしかない。 『なぁ、司?』 『なんだ?』 智樹が急に声をかけてきた。しかも物凄く悩んでいるようだ。なんかあったのか?きっとさっきの地面のことだろう。誰だって不思議になるよな。 『一番面白いラノベってなにかな?俺には決められなくてさ』 ちょっとでも心配した俺が馬鹿だった。こいつの頭の中は二次元で埋め尽くされているの『そのとーり!!』 …………………人の心を読んだ上に台詞を言いきる前に上乗せしてくるとかとんだゲス野郎だな。 『で、どれが一番かな?』 『そんなこと言われても俺がラノベ殆ど読まないのは智樹が一番よく知ってんだろ。』 『そうだったよな。…………禁書目録もいいしな、でもシャナも捨てがたいし……』 ぶつぶつと自問自答している幸福者は放っておこう。あいつみたいにラノベの知識豊富じゃないし。 ちなみに俺はハルヒと空の境界しか読みません。 まぁ、どちらが一番かと問われたら即答で空の境界と答えるね。 あれを越える作品はこの世にはない!あれこそ神作品!まぁ、このまま三時間くらいは喋り続けられるがそこは主人公の地位を守るためにやめておこうと思う。
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