第二章:始まりは突然に

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『それから異世界に関する物の情報を仕入れては、調査に行くという日々を繰り返していたのだが20年をかけて調べても元の世界に関するものはなにも見つからなくてのぅ。』 『そして私と兄二人で今回で最後にすると決め、異世界に通ずる物があると噂されている遺跡に調査に向かった。』 『うん?私と兄二人って……もしかして?』 『そうじゃ、三兄弟とは私の兄弟じゃ。』 『まじかよっ!?』 俺の心の声が聞こえたのか知らんが話し方を戻したなwww びっくりしてる司は全スルーの方向で。 『そしてその遺跡、実に手強くてな。今までも色々な遺跡にいったが魔物や罠の質、量共に一戦を越えておった。それらをなんとか退けながら進み遺跡の最奥に噂されているであろう物を発見した。』 『それは色こそ黒く変色した点を除けば、この世界に来る原因となった玉が台座の上に置かれていたのじゃ。わしら三人は20年間で一番の確かな手掛かりとなるであろう発見に歓喜したのだがそれは一瞬の時だった。』
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