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「よお、デップ!!」 突然僕の名前が呼ばれたように思えて、ハッと目をさました。 「何ぼおっとしてんだよ。」 近頃、僕の何が魅力なのかずっとつき回ってくる男、彼の名前はジェームス。彼はクラスの人気者だ。 「お前のことだから、どうせジョニーのことでも考えてたんだろ?もうあいつは死んだんだ。あいつの事なんか忘れろよ。」 ジェームスはケラケラと笑った。 「忘れろとか言うな!!」 僕は叫んだ。僕はあれ以来、ジョニーのことばかり考えていた。僕のせいだ……。ジョニーが死んだのは、僕のせいなんだ。 「まっ!シケた顔なんかしてねぇで、これでも飲めや。」 そう言ってジェームスはウコンの力を差し出した。「サンキュー」僕はそう言ってウコンの力を飲み干した。身体の底から元気が湧いてくる。 「明日、ジョニーの墓参りに行かないか?」 僕は無意識にそう言っていた。
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