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「それでは昴君、異世界の扉を開くよ。入る時は自分のタイミングで。」
変態じいさまはそう言って、指を鳴らす。すると古めかしいスライド式の扉が出現した。
「開くよ!」
いきなり変態じいさまが叫び、そして扉が開いた。扉の向こうは青空が広がっている。
「すまないけど、空から異世界に行ってもらうね。
もう昴君には特典がついているから、好きな格好で降りるといいよ。」
「わかった。さて、どんな風に行くかな…」
ここは落下傘降下かな。ならば…
目を瞑り、自分の衣服や装備を想像する。すると、急に全身に異変が起きた。
「…上手く出来たみたいだね。」
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