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開け放った扉の先にはひとりの少女が鉄柵に寄りかかり空を見上げていた。
少女の容姿は美しく風に揺れた黒く長い髪を整える姿は、一枚の絵のようだ。
ここからは横顔しか見えないが、みるものを圧倒させる美貌を兼ね備えている。
この少女はいったい誰なのかというと、たまたまここに迷い込んだ少女でなければ、さらわれたヒロインでもない。
そう。この少女、天美真央こと魔王なのである。
美しい容姿でみるものを圧倒させる美貌を兼ね備えた彼女は、数多くの男子に告白され、全員を降ってきたという伝説を持ち。
女子からは、そのことで嫉妬されあまりの美しさに近寄りがたいという印象。
さらに家は大金持ちのお嬢様。常に24時間体制で護衛までついている。そのせいで庶民の俺たちからは浮き世離れしている。
そして孤独でひとりぼっちの彼女は、みんなからは孤高の魔王と呼ばれていた。
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