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勇太はしばらく真央の美貌に見とれていると、ふいに真央がこちらに振り向き目と目があった。
それだけで勇太の心臓はバクバクと大きく振動し脈をうつ。
勇太は真央としばらくを見つめ合っていたが沈黙に耐えきれず、声をかけた。
「あ、あの!その、俺、今日は真央さんに話があってきたんだ。」
声をかけると真央さんが肩をビクッと震わせたように見えたが気のせいだろう。
オドオドといった感じで真央は口を開く。
「な、なんでしょうか?」
その声は鈴の音よりも綺麗で、鳥のさえずりよりも美しい。この声を聞けただけでも満足だが、大事な話があってきたのだ。
大きく深呼吸し、気持ちを落ち着かせる。空はいまだに薄い雲が太陽を隠している。
そして、大きく息を吸い込み大事な大事な一言を叫んだ。
「真央さんのことが好きです!!俺とつきあってください!!」
直球ど真ん中のこのセリフは真央さんに届くだろうか、いや別に届かなくても別にいいのだ。
なぜなら・・・
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