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そんな、楽しいはずの学校生活が、奴の気まぐれか何なのかしらないが、話しかけてきたことにより、壊滅するところだったのだ。
「楽しそうでなによりだね!ハハハハ!」
「まぁ、男の子だしね~!」
「それに、奏君はかっこいいしね~」
我が家は、楽天家の集合体だ。
かっこよくて、なんでも許されてたら、世の中の法律を変えないといけないじゃないか、と思ったが、口に出すのはやめた。
私は、小学校卒業して以来、あの男のことを何一つ知らない。
風のうわさでは、色々と聞こえてくるが、私は周囲に、奴との関係を知られないようにするため、なるべく奴の話題に加わらないようにしている。
だから、奴のケータイの番号も知らなければ、メアドも一切合切知らない。
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