第一話

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ピンポンと何度も何度もインターホンが早朝から住宅街に響く 『ハルく~ん起きてぇ!!!』 まだ幼さが残るその声と一緒にドンドンとドアを叩く音 ムクッとベットから起き上がると、隣の家から騒がし声が聞こえるが、それを意識しないようにリビングへと下りる 『うわっ!?なんでここにいるんだよ!!』 爽やかな声が聞こえた後もドタバタと騒ぐがそれを極力耳にいれないようにしながら、一人で朝食を作る 手際よく作られた一人分の朝食をテーブルに並べて食べ終わる ネクタイを締めて制服に着替え終わると、学校指定の鞄を持って誰もいない家に 「行ってきます。」 そう呟いて家を出た
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