第一話

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ある日ティナに聞いてみた 「なぁ、ティナっていろんな世界管理してたよな」 「うん、してるけどどうかしたの?」 首を傾げなから聞いてきた 「俺、旅をしてみたいんだ」 それは、影利のちいさい頃からの夢だった。 「お兄ちゃん、どこか行っちゃうの?嫌だよ!!」 泣きそうになりがら腰に抱き着いてきた 「(ティナが泣くと手がつけられなくなる!!)」 ティナは、この数ヶ月影利と過ごしブラコン気味になっていたのだ。 「えっとな、ちいさい頃からの夢だったんだ。だからティナが造った世界で旅をしてみたいんだ」 ティナはまだ俺の服に顔を埋めてこちらをみない 「大丈夫だティナ、時々此処に戻ってくるから」 「グスッ本当?」 金色の眼を潤めながら 「あぁ、ティナに嘘を付いたことがあるか?」 俯きながら首を横にふる そして 「分かった。絶対に来てね」 「あぁ絶対に戻ってくるから」 「分かったお兄ちゃん待ってるからね!!」 ティナが手をふるとあの白い門が現れた 「これを通れば剣と魔法の世界だよ」 泣きそうなティナの頭を撫でながら 「行ってきます。」 「行ってらっしゃい」 笑顔で影利は門をくぐった
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