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19時になり、榊原 亜美が出勤してきた。
この時間になると少し忙しくなってくる。
そんな中、西山が亜美ちゃんに話かける。
しかも僕の目の前で…。
「ねぇ亜美ちゃん、20日の夜って暇?」
「え、20日の夜ですか?」
と彼女は言ったあと、少し間を空けて
「暇ですけど、何ですか?」
と聞き返す。きっと頭の中で予定を確認していたのだろう。
「黒霧先輩が、なんかイベントに招待されたらしくて相手探してるんだけど、俺は空いてないから、亜美ちゃんはどうかなって。」
こいつは……俺と亜美ちゃんをくっつけようとしてるのか?
昼間の話と違うし…。
「え、そうなんですか。なんかイベントとかテンション上がります。」
と亜美ちゃんはキラキラした目で、こっちに視線を向けた。
僕は少しドキドキしながら
「どうかな?」
と尋ね、彼女は
「いいですよ。」
と、すごく期待したような表情で答えた。
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