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5月20日
僕と亜美ちゃんは最寄り駅で待ち合わせをし、指定された港に着いた。
港に着くと自分が想像していたよりも立派な豪華客船が待っていた。
「すごいでかい船ですね。きっと食事も豪華なんだろうなっ。」
と横で亜美ちゃんがはしゃぎ始めた。
なんだか自分もテンションが上がってきた。
最初は半信半疑だったが、この豪華客船を見て疑いは晴れた。
「とりあえず乗ろうか。」
と言い、船へと向かう。
船の入り口には黒服を着て、黒いサングラス、そしてオールバックの髪型という、いかにもという感じの男が4人立っていた。
その内の1人が
「チケットはお持ちでしょうか?」
と尋ねてきたので、例の茶封筒に入っていたチケットを見せる。
それを確認した黒服は
「お待ちしておりました。中へどうぞ。」
と言い、別の黒服に誘導された。
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