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レクス「ヒロインが欲しいね」
学園の寮で1人ベッドに寝転んでいた僕はそう呟いた。
寮の部屋は基本的男子と女子が一緒に使っているんだけど僕の相部屋には誰もいない。というのもクラスの人数が奇数だったから僕がその一人になっちゃったわけだけど……今はアーベーがいるものの貴族が利用する寮だって言うのもあってその広さはリビングだけでも二人で使っても余りそうなくらいなもんだから一人の時は暇だったんだよねぇ。
アーベー「ヒロインだと?そんなものはいらんものだ!いるとしても男の娘しかない!!」
そんな僕の呟きにあからさまに反応を示したアーベーはヒロインが入るのは反対らしい。まぁ、ノンケも食べちゃう人からしたら女の子は邪魔でしかないよね。
でも幾らアーベーが反対してもこればかりは駄目なんだよ。因みに今のアーベーは元の姿でポテチ食べてます。
レクス「だって、ずっと男ばかりの話なんて暑苦しいじゃないか!やっぱり華が欲しいんだよ華が!
アーベーはネタキャラとしては最高なんだろうけどアッー!な人じゃん!ずっとそんな会話続くなんて僕は兎も角読者が死ぬよ!」
アーベー「読者ってなんだ」
レクス「画面外の皆さん」
アーベー「なんだそれは……大体そんなに女が欲しいなら俺が女の見た目をすればいいだろう?ほらっ!見るがいい、この糞みたいなでかい胸と殺意が芽生えそうなヒップ!ご希望ならもっと幼い女になってもいいぞ?」
レクス「外見だけ女の子でも中身はアーベーでしょ、というか言い回しが既に女の子敵視しまくりだし」
アーベーが女の子に変身をして自信満々で言ってるけど女の子はそんな事は言わないでしょ。というかヒロインアーベーとか只でさえマニアックそうなこの物語をさらにマニアックにさせるつもりなのか?
とにかく、そんなこんなでヒロインを手に入れたいと思った僕なのでした。
と、言ってもじゃれあえるようなパートナーが欲しいのが本音なんだけどね。アーベーはじゃれるのも色々苦労しちゃいそうだし、一応知り合いに女の子いるけど癖があるから正直疲れそうなんだよね。
と、いうわけで街の探索ついでにヒロインがいたら捕まえようと思います。勇者君みたいなハーレム系な女の子より内面がいいヒロインがいればいいんだけど、基本的この国の若い女の子ミーハーなのが多いんだよねぇ
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