主人公というのは大抵面倒事に巻き込まれてしまう

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うん、大体こんな感じかなぁ……他にもギルドとかあるにはあるけど僕みたいなか弱い生き物?には縁ないし、魔王とかその辺りはまだ説明いらないだろうし。 ……え?僕の事を知りたい?物好きだね君も…って、こんな物好きな僕の物語を見ている時点で変わってるも当然か! ん~……けどねぇ、僕の存在なんて皆興味ないかもしれないけど……まぁ強いて言うなら人間ではないかな。一応言っておくけどこの体は人間だし、ちゃーんと親のお腹から生まれてきた自前の体だからね? ついでに言えば神様の親?世界神の母?宇宙の神様? まぁ簡単に言えば全ての始まりに生まれた存在かな? 無限に広い宇宙を創って、世界神を創って神様を増やして星を創らせた……言うなれば神様の神様かな!さすがにどんな物も命も創れる僕だけど、それでもやっぱり一人でやるって言うのは色々と限界があるわけだよ。 僕よりも遥かに力はないけど星を一つくらい創れて、且つそれを管理する神様を沢山生み出した事で今はあんなにも沢山の星があるんだ。でもやっぱり弱いからか結構星を作るのに失敗して小さな岩みたいなのも沢山出ちゃってねぇ……本来ならそういうのも含めて住める星が沢山出る筈だったんだけど。 ま、神様でも失敗とかはあるわけだし贅沢は言えないか。 そんな神様の親みたいな僕が何故人間に混ざってるのかって?だってさぁ、他の神様に任せたはいいけどただ見てるだけってつまらないんだよ。数百万年、数億年って見続けたけどいい加減飽きたの、僕だってやりたいお年頃なの。 だったら自分の星を作れって話だろうけど僕が作るとその規模もでかくなっちゃうし、今の神様達からは僕の存在は崇められる対象みたいなもんだし……見つかったらそれこそ僕を縛り付けそうなもんだからそう好き勝手しちゃうわけにもいかないのさ。 だから暇潰しがてら学生に混じって暮らしてるんだ。折角なら我が子の成果って言うのを見たいものでしょ?ってのは建前で人間観察をするのが楽しいからなんだけど。 でも僕って存在するだけで星を消滅しかねるからさ、今は自分の存在を圧縮して普通の人間ぐらいの存在にしてるんだ。これくらい神様創った僕には朝飯前だよ! ……まぁ、何回か失敗して幾つか星消しちゃったけどね
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