主人公というのは大抵面倒事に巻き込まれてしまう

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さっ、僕のつまらない話は置いておき物語を戻そうか。 因みに今は弄られ君と一緒にいるよ。え?勇者君?なんか女の子達と一気に転移使って僕達置いてったよ。 だからこうやって走ってるんだけどね。 転移って言うのは頭に浮かべた風景の場所に移動出来る所謂テレポートみたいなもの。一度行った事があるような場所なら直ぐに行けるしほとんど魔力がある人なら使う便利なやつだね。 そんな便利なのがあるのにどうして走っているのかって言われたら学校内だと転移するのは難しいからって感じかな、このアルフォース学園の敷地内には障壁が張られていて転移とかは強い魔力がないと出来ないようにさせているんだよ。 そうでもしないと学園内で仮にサボりとかあったら転移されて外に出られる危険性だってあるわけだし。 襲撃してくるような人がいるとしても並大抵じゃ転移出来ないから余程の実力者じゃなければわざわざ捕まりに行くようなものなわけだ。 ライマン「くっそ!悠司のやつ何時も何時も俺を置いていきやがってええぇぇぇ!!」 レクス「いやあライマン君、よく彼の友達やっていけるね」 ライマン「そりゃあいつの近くにいたら美少女見放題だろ! それに優しいからな……実力もあるし、あいつは俺の目標なんだよ」 レクス「美少女とかは兎も角、ちゃんと友人だと思っている辺り君はいい人なんだね」 ライマン「へ???」 普通あんなに露骨にモテていれば嫌で嫌で愚痴の一つくらい言いそうだけど、彼はちゃんと勇者君を友達だと思っているみたいだ。 うん、僕の中で彼の株がまた上がったね。良かったね弄られ君!株が増えるよ! と、まぁ悪ふざけしている間に中庭に到着。まるで学校の校庭のように広さがあり花壇や木も植えてあるからか休み時間結構人がここに訪れたりする。 魔法を使った授業では割りと使う事が多い。あ、因みに僕のクラスの先生は巨乳で美人さんでした。 因みに彼女は勇者君じゃなく最強君のハーレムさんです。 黄緑のロングヘアーにカールして巻き毛が流れるように先端まで伸びている。白いワイシャツを第二ボタンまで外して谷間を強調、目元のホクロと鋭さのあるその目は大人の色気を感じさせ妖艶な雰囲気を醸し出していた。思春期には刺激的過ぎるね。 「よし、皆揃ったな!今から魔武器と召喚の授業を始める!!」 魔武器かぁ…折角だし新しいの創ってみようかなぁ。
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