平凡が好きなとある神様

主人公というのは大抵面倒事に巻き込まれてしまう

魔武器について説明しよう。魔武器とは魔昌石という普通の石ではなくガラスのように透明で中心部分を光らせていている宝石のような石だ。
この石に魔力が込められて名前を付ける事で姿形を変えて創られる武器、それが魔武器ってやつだよ。

魔武器は普通の武器とは違い何かしらの能力を持っていて、込められた魔力の量やその素質によって異なっている。人によってはとんでもないチートが出来ちゃう物になるんだよ。
仮に凄い能力だとしても使いこなせないなら宝の持ち腐れになっちゃうんだけどね。

因みに僕はちょっと遊び半分でもう持ってるんだけど折角だし新しいのを創る事にする。普通なら魔武器なんてそうホイホイ色々な物を創れるわけがないし、創れても一緒なやつだったりするんだけどやろうと思えば主人公の人なら複数創れるとは思うよ。
複数持っても維持出来るくらい魔力があるなら、だけどね。

ライマン｢レクス！どんな魔武器出来るんだろうな、めちゃくちゃ楽しみだぜ！｣

弄られ君が子供のようにキラキラした目で早くやりたそうにしている、よっぽどこの授業が楽しみだったみたい。魔武器は高校生から使えるようになるわけだし自分の今後の武器になるから男の子ならこのテンションも当たり前か。
そこに、さっき置いてった勇者君一行と見慣れない男子生徒と女子生徒がやってくる。

悠司｢２人共ごめんね、先に行っちゃって｣

サリア｢謝る事ないですよ、鈍臭いお２人が原因なんですから｣

ユナ｢悠司……悪くない……｣

レミリア｢そうそう、自業自得よ｣

うわぉ、女性陣ボロクソ言ってくるねぇ。女の子は可愛ければある程度は許されるらしいけど僕だったらこんなに性格悪い女の子いらないかなぁ、ハーレムは男の夢らしいけど女の子に囲まれて過ごすってかなり嫌だなと思うのは僕だけかな？

だって不法侵入してきたり、理不尽に殴られたり、悪くないのに罵声浴びせられたり、特定の女の子と近付いたりしたらフルボッコされたり、毎日デートみたいなのしてお金減らされたり、モテない男に追われたり、女の子のご機嫌取りしたり、ゲームも出来ない上に自分の時間が作れなかったりって……デメリットばっかじゃん？寧ろメリットの方が少なそうだけど……

あ、でも主人公がドＭなら問題ないか！