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高柳先輩の、脈絡のない話しに戸惑いながらも頷く。
「あの2人、見てどう思った?」
………何の事だ?
あの2人って………
「タカとマサの事ですか?」
「そう、あの子達。」
何でそんな事聞かれるんだ……
……友人は俺が選ぶ的な事とか?
せっかく友達になれたのに、ダメとか言われたら……
「どうなのぉ?」
「えっと…………そっくり、ですよね。」
「それだけ?」
「後は………そっくりだけど全然違うとか、すっげー良い奴らだとか……………ごめんなさいっ!!」
あの2人があまりにも普通に話してくれたから、すっかり忘れていた。
自分の事………
タカもマサも俺とは比べものにならないくらい整った顔立ちをしている。
すっごく可愛い。
この2人も、すごくカッコイイ。
おまけに生徒会役員にも選ばれる程の器。
そう言えば、今朝の彼も、目の前にいる2人にも劣らないぐらい綺麗な顔をしていたなぁ………
きっとこう言う人達には、親衛隊とかがあって、黄色い声援をあびて。
俺は、そんな彼等を遠巻きに見ている生徒1………いや、8ぐらいか。
………マンガの読み過ぎかもしれないけど、やっぱりそう思う。
俺にはそっちの方が似合ってる………って。
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