プロローグ

2/6
前へ
/75ページ
次へ
 俺にまだ幼い少女の声がかすかに聞こえた。 と、同時に嫌な予感がした。 その直後、  「おあっ!!」  家中に俺の叫び声が響き渡った。 俺は勢いよく目をさますと、俺の上にグーの手をした可愛らしい少女がまたがっていた。  俺は何がおきたのかすぐに理解できた。 この少女、つまり俺の子供の中で一番元気ハツラツな長女 リリに顔面を殴られたのだ。この少女、恐るべき性格だ(笑)  俺は我にかえったと同時に次のパンチがくる前に急いで布団から出た。
/75ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加