プロローグ

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 「はーい」  真っ先にフウタが玄関に向かい、戸をあけた。戸の先には青年と、女性が立っていた。  「あっ、ジン兄ちゃんと、アラレ姉ちゃんだ!」  ジンとアラレのようだ。二人とも俺の無二の親友だ。ジンは、すらりとした体格で、とても優しさを感じさせる。 一方、アラレは、とても真面目な顔立ちだ。  「おっと、まだ早かったかな?」  優しい口調でジンが朝食を食べている俺達に聞いてきた。  「いや、お前逹も一緒に食べてけよ」  俺は二人を誘うと同時に、ミカに二人の朝食を作るよう視線を送った。ミカもその視線にきずきうなずいてくれた。
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