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俺は弾いてたギターを鼻で笑いながら壺に渡した。
ニコニコしながら壺がギターを弾き始めた。
ビックリしたよ。
かなりビックリしたよ。
有り得ない位ビックリしたよ。
上手いなんてもんじゃない。
壺に似た顔の分を差し引いてもかなわない。
こいつ変態なんぢゃね?位。
『どんなの好きなの?』
「パープルとかレインボーとかメイデンとかかなぁ…。」
『良いねぇ!』
満面の笑みを浮かべた壺は、サラリと俺の好きなアーティストのナンバーを何曲か弾きやがった。
はい、すいません。
ショックで立ち直れません。
早かったな、夢が破れるのって。
ダメぢゃん、俺。
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