Rest…

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「かず」 「……ん…」 「かーずっ」 「…ん、……わっ、真人!?」 目を覚ました君が驚く 泣いてたのがバレて恥ずかしいのか、 顔を真っ赤にして俯いた 俺は頭をそっと撫でる 「寂しかった?」 「……んな事ねーよ」 「うそ。俺は寂しかったよ?」 「あんたの事なんか聞いてない」 「俺はね、与えられた命が尽きるまで、かずと一緒に居るから」 「…んなの知ってるし……」 「くふふ。だーいすきっ!世界一愛してるっ」 「っ、…おもた」 「沢山一緒に居ようね。同じ景色沢山見ようねっ」 「……仕方ないなぁ」 「当たり前のことが、幸せなんだなって再認識できたのは、かずのおかげだねっ」 「……そ。」 「かずがね側に居るから、俺の世界は光で満ちてんだよ?」 「…うん」 「一緒に居てくれてありがとう」 「…こっちこそ……あんがと…」 「愛してる」 「……………俺も」 いつか突然眠ってしまっても、 俺は君の中で輝き続けてたい 死んでもなお君の光でありたいなんて きっとこの上なく我儘なんだろうね 世界はこんなにも素敵で輝いてる 当たり前の日常がとても愛しい 終焉のその日まで、君と共に… END
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