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「柚愛さん好きです!付き合ってください!」
「ごめんなさい…。」
私、早乙女柚愛。
告白の真っ最中だ…。
後ろから肩をたたかれた。
「今回はどぉだったぁ?」
親友の奈々だ。
「わかってるでしょ?」
奈々はクスクス笑っている。
「好きじゃないのに、OKなんかしないよ!」
「柚愛はさぁ、モテるんだから遊びでもいいから誰と付き合ってみれば?」
「無理だよー。」
「無理じゃないよ!柚愛なら出来るよ。だって完璧美少女じゃん!」
…あぁ、その呼び方やめて欲しいよ。
いつの間にか私はそう呼ばれていた。
理由は、学年1位の成績とスタイル抜群、超美人だからだそうだ。
私より可愛い子なんていっぱいいるでしょ…。
私と奈々は喋りながら教室に戻る事にした。
その時…一人の男の人に声をかけられた。
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