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「…ねぇ」
え?
私は振り返った。
そこには女子達に囲まれている綺麗な顔をした美少年がいた。
美少年って言葉は彼のためにあるのではないのかと思った。
「ねぇって!」
「あっはい。」
私は慌てて返事をした。
「あんたが早乙女 柚愛?」
「そうですけど、何ですか?」
女子達の視線が痛い…。
「俺と付き合わない?」
「は?」
何を言ってるのこの人…
「だからぁ、俺と付き合って」
「…初対面だよね?」
「そうだけど?」
じゃあ何で会った瞬間告白するんだろう?
「とりあえず、明日学校休みだから遊ぶか。後でmailして!」
と言って紙を渡された。
「えっ」
さっきの女子達がこちらを睨んでいる。
私はとっさに奈々と逃げた。
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