あの夏の日

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「むねりーん見つかったー?」 「だめだよ、見つかんない。」 「もっと奥の方行こう!!」 「えー…薄暗いから怖いよ。」 「いいからいいから!」 僕はユウジに引っ張られながら森の奥へ進んだ。 「何あれー!?」 ユウジは興奮気味に言った。 「誰かが懐中電灯使ってるんだよ。」 僕はそう言った。 突然、その光は僕らの方めがけて飛んできた。 僕らが探していた黄金の蝉だった。
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