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「おっ添い寝だー」
既に眠気は限界だが、千秋は嬉しそうにそう言った。
「…。千秋、もしかして酔ってる?」
ベッドが一つと、布団が一つしかれた部屋。ベッドに腰掛ける千秋を呆れた目で見ながら、布団へと潜り込もうとしたシン。
「こっち、来いよ」
そう言ったかと思うと、腕をぐいと掴まれ、千秋に抱きしめられる。
「はっ…は!?」
「んあーーーーマジ、シンいいにおいする。落ち着くー…」
そのままベッドへと、抱きついたままシンを押し倒す千秋。
「ちょっ!?千秋!!重いっつの!?」
「ん…添い寝しよーぜ…」
耳元で、吐息を直に感じさせながら誘う。
「んっ…!あ、もーっ分かったから…っ!とりあえずこの体勢は重くて寝れねー…っ!」
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